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放射性物質に対する最強メソッド
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 「ローフーディズムの観点から」でご紹介したローフーディズムだが、さらに調べてみるとかなり深刻な弊害もあるようだ。

<引用開始> 
・フルータリアンと果物中心の食事、そして歯の崩壊
多くのローフードに熱狂的な人々は、フルータリアンであることや果物を中心とした食生活が原因 となる歯の問題を経験している。果物を中心とした食生活をしていて、歯肉が後退したり、歯がぐらついたり抜けたり、ひびが入ったり折れたりした人々と、私 は話をしたことがある。彼らの大多数は、自分には何も問題がないと思っていたので、歯の崩壊は驚きだったという。6ヶ月間果物だけを食べていた男性は、 「空を飛んでいるような心地だった」と話した。それでも歯は抜け始め、彼はローフードをやめた。
<引用終了>※そらをとぶような「ローフードと歯の関係」から引用

 たった6ヶ月のローフード生活で歯が抜けてしまうという例だが、つまり中長期的なローフード生活はミネラル分が危険なまでに欠乏してしまうことを意味している。
 歯が抜けるのはミネラル(カルシウムなど)の欠乏が原因であるが、ミネラルの欠乏は野菜、果物の摂取では必要量をまかなえないという意味ではないことが下記のように説明されている。

<引用開始>
・玄米にミネラルが多いから病気が治るのではないのです。玄米のアクが毒素を引っ張って出すのです。
・しかし、毒素とミネラルは共存していますから、毒素が出るときにはミネラルも出ていきミネラル不足になり、短命になるのです。
・玄米に含まれるフィチン酸(アク)は殆ど消化されず、体内の毒素とミネラルをたくさん引っ張り出していきます。病気の時には短期間で効果がでますが、せいぜい数ヶ月から半年くらいで止めるのが理想です。
・ガンや難病が治った・・・・効果があったものほど強いアクがあり、続けて食べると寿命を縮める原因になる
<引用終了>※間違いだらけの健康常識グローバルクリーン「玄米食はなぜミネラル不足になるか」、「アクを抜かないと短命になる」から引用

 つまり、野菜や果物だけの食事では必要量のミネラルが得られないのではなく、生で野菜を摂取することによって毒素排出作用(ミネラル排出作用)をするアク(シュウ酸)を継続的に大量摂取することになり、健康維持に必要なミネラルが体外に排出されてしまうからだという。

 たしかに、 『ローフード 私をキレイにした不思議な食べもの』(石塚とも著)のなかでアフタービフォア・モデルとして登場するアメリカ人女性スザンナの場合は、ローフード生活が40日間と限定的である。
 だが、ローフード生活も40日目が近づくほどパワフルで生き生きとしたスザンナの描写は読者にとってローフードを魅力的に思わせるものがある。しかし、その効果が著しければこそ、シュウ酸による強力なデトックス作用=ミネラル排出作用があったことが伺える。
 例えば、この著書のなかではアク(シュウ酸)が多く含まれるニンジンやアスパラガスを生食するメニューが勧められている。ニンジンやアスパラガスは他の野菜に比べて多くのシュウ酸が含まれているのでそのデトックス作用も強いが、一方でミネラル排出作用も強いということになる。 

 甲田式や『「食べること、やめました」―1日青汁1杯だけで元気に13年』の森美智代氏は難病治癒を目的としているのであり、健康な人がそれ以上の健康や長寿を求めることができるとまでは言っていない。

 ローフーディズムや生菜食オンリーの食生活は、短期間の解毒(デトックス)メソッドとして行うのであれば劇的な効果が得られると思われるが、長期的なライフスタイルとして実践してしまうと、野菜に含まれるシュウ酸によって「健康」が体外に放出されてしまうと考えられる。

 しかし東京電力・福島原発が垂れ流す放射性物質に犯された日本の現状にとっては一概にローフーディズムや生菜食を危険と一蹴にはできない。
 福島県周辺地域=東日本全て、さらには九州から北海道までをも放射性物質が行き渡っている状況では全国民がもはや健康ではない。チェルノブイリ事故の際に8000kmも離れた日本の障害児を増加させたほどの拡散力をもつのだ。日本など南北合わせても2000kmもないこの地域は全てが被曝しているとみてよい。
 このような全国民レベルで内部被曝している状況では国民総不健康な状態であるため、ローフーディズムや生菜食の持つデトックス作用が有効であるかもしれない。

 放射性物質はある意味でミネラルである。そして身体も放射性物質をミネラルと認識してしまうことから筋肉や骨、甲状腺そのた臓器に蓄積してしまうのだ。放射性物質がすすんで固着するのではなく身体が自ら蓄積してしまうのだ。
 そして蓚酸、アク、玄米のフィチン酸の出番となる。これらのミネラルとの結合性と解毒作用は体内に蓄積されている放射性物質とも結びついて放出してくれる可能性がある。

 実際に長崎の原爆被害者への療養を目的として玄米食が推奨されて効果が得られたという話もある。
<参考>原爆に勝った玄米と味噌汁
 これなどはまさにアク、フィチン酸のデトックス作用によるものではないだろうか。

 もはや100%健康であると言い切れなくなった日本人は年に1度の一定期間は生菜食などによる解毒生活を実践するのがあたりまえになるかもしれない。いや、そうしたほうが良いのかもしれない。


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