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放射性物質に対する最強メソッド
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 2012年現在の日本において、1日3食というスタイルは疑う余地も無いほどに常識となっています。
 子供の頃から3食たべて大きくなり、学校や職場の人々も同じように1日3食が身に付いています。学校の家庭科でも1日3食が正解ですし、病院では医者の話しも1日3食が前提で進められます。
 社会や生活に網の目のように張り巡らされた1日3食という常識。
 しかし、1日3食という常識は人類不変のスタイルなのでしょうか?

 歴史的に日本の1日3食スタイルについて、『粗食は大敵―長生きする人ほど、肉も魚もよく食べる』&『空腹力』石原結實(著)によると、1日3食になったのは江戸時代ないし安土桃山時代からといわれています。しかしそれらの書籍には証拠となる情報源が載っていないため本当かどうかは定かではありません。
 後醍醐天皇時代の『日中行事』や『延喜式』『名月記』によると、それまでは1日2食が基本だったことが伺え、1食目はは午の刻 (11~13時)、二食目は申の刻(15~17時)と記されていることからわかります。(『朝食抜き!ときどき断食!』渡辺正(著))
 また仏教伝来の奈良時代から江戸時代はでは肉食は一般的ではなく、肉食が広まったのは西洋文化が流入する明治時代からでもあります。(『粗食は大敵―長生きする人ほど、肉も魚もよく食べる』)
 少なくとも日本における1日3食スタイルは不変の常識ではなかったことは確かです。

 1日3食スタイルが常識化した理由に興味深い話があります。
 歴史的偉人トーマス・エジソンが発明、販売した「トースター」。エジソンはこの販売促進のために1日3食を推奨キャンペーンし、これを境に1日3食スタイルが常識化していったというものです。
 エジソンに関するサイト『Age where Edison lived  エジソンが生きた時代』にあるトースターと1日3食スタイルについての記述を引用してみます。
<引用開始>トースターを発明したエジソンは人々の食習慣を変えることでトースターを使用する機会を増やすことを思いつき、「一日二食では不健康である。人は一日三食食べなければならない」と宣伝し、食習慣を変えることに成功したのです。<引用終わり>(記事「コマーシャリズムの有効性の提示」より)

 このように歴史的には1日3食スタイルが人類普遍の食習慣ではないことは確かです。
 人々が「1日3食でなければいけない」という社会的強制、強迫観念を抱きくようになったのは近代になってから。それまでは食事回数に関しては個人の自由、無頓着であったようです。


食物アレルギーと不食へつづく
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